相生産業高校での銅鐸作りを取り上げていただきました。
教育2016 兵庫)実践学習で育つ人材 相生産業高校
京都の金属工芸家、小泉武寛さん(70)が昨年12月9日、実習室にやってきた。機械科の「課題研究」で銅鐸(どうたく)づくりを選択した3年生6人を指導するためだ。生徒らは銅鐸の縁を1~2ミリにまで薄くすることに成功している。
溶けた銅合金が流れる鋳型内部の経路をどう刻むのか。こつを教わった生徒が2人1組で注ぎ込む。3個のうちひとつは、銅の温度が低くて失敗した。仁川竜希さん(18)は「悔しいけれど、失敗は次の役に立つはず」。見守る小泉さんは「挑戦する気持ちは失敗で培われるのではないか」と話す。