最上稲荷山妙教寺 手水舎の龍

さいじょういなりさん みょうきょうじ ちょうずしゃのりゅう

3. 最上稲荷山妙教寺 手水舎の龍

作品名 所在地 電話番号
手水舎の龍 〒701-1331 岡山県岡山市北区高松稲荷712 086-287-3700
由来
天平勝宝4年(752)、報恩大師に孝謙天皇の病気平癒の勅命が下り、龍王山中腹の八畳岩で祈願を行いました。すると白狐に乗った最上位経王大菩薩が八畳岩に降臨。大師はその尊影を刻み祈願を続け、無事天皇は快癒されたといいます。その後延暦4年(785)、桓武天皇ご病気の際にも、大師の祈願により快癒。これを喜ばれた天皇の命により、現在の地に「龍王山神宮寺」が建立されました。慶長6年(1601)、新たに領主となった花房公が関東より日円聖人を招き、霊跡を復興。寺名も「稲荷山妙教寺」と改めました。
明治の神仏分離令の際、特別に「神仏習合」の祭祀形態が許された、仏教の流れを汲む貴重な稲荷です。そのため、お寺でありながら鳥居をそなえ、神宮形式の本殿(霊光殿)があるなど神仏習合時代の形態を数多く残しています。
参照:最上稲荷について
http://www.inari.ne.jp/about/index.html